静寂な場所に追求された日本家屋が27軒建っています。
眺めている風景は、平成ではなく時代をさかのぼった様な錯覚を感じます。
「ここならのんびり出来る」、「日頃感じている生活のストレスを忘れられる」、本当にそう思えるのが黒川温泉の風景でしょう。
各旅館が日本家屋なのは言うまでもありませんが、旅館内にある庭園も日本調を意識した和風のものです。
横に流れる筑後川のせせらぎが、また癒しの効果を放っています。
宿から見える阿蘇の山並みと、近くを流れる川、閑静な中に居ると何だか物悲しく感じますか?
しかし、不思議な事に「孤独」を感じさせないのが黒川温泉なのです。
黒川温泉では「癒しとくつろぎ」を温泉協会で最も重要な課題としています。
観光客全てが「懐かしい気分、くつろぎの時間」を味わうことが出来るようにとの考えから、ノスタルジーを基調とした雰囲気で全観光客をもてなしてくれるのです。
黒川温泉が過去数年間ずっと支持を得ているのは、この素晴らしいおもてなしに尽きます。
また、「和」について徹底的に追求した温泉地が実は日本に少ないことも挙げられます。
山間にある温泉という事で料理にも気を使っています。
旬の食材を使用する事をモットーとしていますが、その会席料理はうなるほど美味しいです。
馬刺し、山女魚、肥後牛のステーキ、宿の造りに比例した贅沢さを目の当たりにしていると、「こんなに幸せでよいのか…」と自問自答してしまうことでしょう。
贅沢で結構、旅から帰って普通の生活に戻る時、充実感が押し寄せてくること確実です。
温泉を選ぶ時に一番重要視するのは、お風呂でしょう。
また、行く予定の旅館に露天風呂がついていると、行く前からウキウキしますね。
黒川温泉の目玉と人気の秘訣は、全ての旅館に設置されている数多くの露天風呂です。
どこの旅館にも最低5カ所の露天風呂があり、入り方や効能も様々でその楽しさは数多くのリピーターを増やす理由となっています。
露天風呂と言えばたいていの所は、混浴だと思いますが黒川温泉では女性専用の露天風呂を儲けていて、女性客から絶大な支持を得ています。
また逆に女性が先に露天風呂に入っていて後から来た男性が遠慮をしてしまう傾向もありますね。
そこで男性専用露天風呂も実在します。
やはり混浴だと入るのに躊躇する女性が多い中、友達同士で誰にも気兼ねなく入れる女性専用は、「全ての人が癒される温泉」をモットーにしている黒川温泉らしい計らいです。
更に今流行の岩盤浴もあるので、お肌の手入れをしたい女性は行ってみる価値があります。
ふだんは忙しくてなかなかお手入れが出来ない主婦にも大人気、たった1回入っただけでも効果があると言う人がほとんどです。
混浴露天風呂、男性専用露天風呂、女性専用露天風呂、家族露天風呂、これだけあれば絶対に楽しめる事でしょう。
黒川温泉の人気の裏には、こうした些細な気配りがあります。
癒しの郷と言われている黒川温泉は、全ての旅館が「人に優しい」旅の宿です。
一度行けばその優しさを体感する事ができ、再びふれ合いたくなる今時の日本人が忘れかけた大切な事を思い出させてくれる温泉地ですよ。